家づくりの過程を楽しむことが、
いい家をつくる絶対条件
コーディネーター・
柳綾乃
お客さまとの家づくりを楽しくしていくことです。
家づくりは決めることが多いので、大変そうに感じる方もいらっしゃいます。それを前向きに、楽しみながらお打合せできるように意識しています。
今の暮らしを振り返り、これからどう暮らしていきたいかを考えることは、とても豊かな時間だと思います。家そのものはもちろん、お気に入りの小物や、購入したい家具などを想像することは楽しいです。
これからの暮らしの愛着が深まり、よりリアルなご家族の生活像が生まれてきます。
そんなふうに、住まいができあがっていく過程そのものを楽しんいただくことが、いい家をつくる絶対条件だと思っています。
お客さまのお好みや気持ちをしっかりくみ取ることです。
ときには「うまく言葉にできないけど、こんな雰囲気が好き」といった感覚的なご希望もあります。
そんなときは丁寧に会話を重ねたり、お好きなインテリアの写真を見せていただいたりしながら、少しずつお客さまとイメージを重ねていきます。気持ちに寄り添いながら進めていくと、「そうそう、こんな感じ！」と笑顔で言っていただけたときが、家づくりのピークです。
図面や素材、空間の提案だけでなく、安心感や信頼感を持っていただくことは私たちの大切な役割の１つだと思います。
私たちは設計も施工も丁寧に向き合っている会社です。
入社してから、“いいもの”に触れる機会がぐっと増えて、自然と目が育ち、感覚も少しずつ磨かれてきた気がします。
お客さまに提案するときも、引き出しが広がって、
「こんな雰囲気、きっとお好きかも」
と自然に想像できるようになってきました。
休みの日は、建築やお寺を巡ったり、インテリアショップをのぞいたり…。そうやって日常の中でインスピレーションを受け取ることが、今では習慣になっています。
暮らしの中で感じた“好き”を、誰かの住まいづくりにそっと重ねていける——そんな仕事ができる職場です。
私にとっては本当に心地よい場所です。
